前立腺癌の68Ga-PSMA PET診断と177Lu-PSMA治療に期待
2020年05月29日
世界的に広まりを見せており、前立腺癌診療への有用性のデータが広く蓄積されてきた68Ga-PSMA PET診断と177Lu-PSMA治療の国内導入が期待されています。
F-18 PSMA PET診断については、大阪大学と京都大学で医師主導研究として実施されています。既存のサイクロトロンを利用できることもあり、国内でも有用性が徐々に見えてきました。また、北海道大学、東京医科歯科大学(AMED革新的がん医療実用化研究事業に採択)でもPSMA PET診断の開発や医師主導治験が企図されています。
177Lu-PSMA治療も有効性データが国際的に示されており、国内での開発が望まれるところです。
現段階では、まだ国民会議として当局などに働きかけをするタイミングではありませんが、一日も早く通常の診療に用いることができるように、近い将来皆さんと活動を活発化したいと思います。