医療における放射線利用

検査・診

X線撮影

X線造影検査バリウムを使った胃の透視など

CT検査

核医学検査人体に放射性医薬品を投与し、 臓器などに集まる様子を微量に放出される放射線を利用して、 画像や数値でみる検査

治療

放射線のDNAを切断するなどして細胞に傷害を与える作用は、 がん治療に利用されています(がん細胞のDNAに傷害を与え、 がん細胞が増えるのを抑えます)。

外照射体外から放射線を照射する治療

核医学治療(内用療法)放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI、 放射能を持つ元素)やこれを組み込んだ薬剤を体内に投与し(注射、 内服)、 身体の中から放射線をあてて治療する方法。 内照射、RI内用療法などともいわれます。


外照射による放射線治療では、高い線量の放射線が用いられますが、できるだけ正常な細胞に影響を与えないように、必要な範囲に限定する(ピンポイント)、数回に分けて照射する、といった工夫が行われています。

核医学治療では、投与後速やかにがん細胞に集まる薬剤を用いて、治療したい部分に放射線を照射し、正常な細胞への影響を少なくするとともに、一度で複数の場所にあるがんの治療が行えます。

放射線を使う医療では、患者や家族、医療従事者への影響が最小限になるように管理・工夫されています。