放射線とは
1895年、ドイツの物理学者であるレントゲンは、身体を透過する不思議な光線(X線)を見つけました。これが放射線の発見です。その後、フランスのベクレルが、ウランの化合物から放射線が出ていることを見つけ、キュリー夫妻は、ウラン鉱石の中に高い放射能(放射線を出す能力)を持つラジウムを発見しました。
現在では放射線に関する研究が進み、医療だけではなく、工業や農業、エネルギー分野など、幅広い領域で利用されています。
放射線は大別すると、「速く飛んでいる目に見えない小さな粒子」と「波長の短い目に見えない光(電磁波) 」 の2種類に分けられます。
★なるほどメモ★ ~放射線は「原子」から放出される~
すべての物質は、原子からできています。原子の中には不安定なものがあり、自ら、より安定なものになろうとします。その時に原子から放出されるのが「放射線」です。